稲荷湯長屋で培ったまちとの関係性で生まれた新店舗のご紹介と初湯のご案内|せんとうとまちニュースレター vol.49
冬の足音が近づき、湯気のぬくもりが恋しい季節になりました。師走の慌ただしさのなか、素敵な年末年始となるよう早めの準備をしたいものですね。
今月のニュースレターでは、「稲荷湯長屋」から巣立ち新店舗をオープンした「かようびのおいなりさん」の話題をはじめ、新たな出店者の紹介、メディア掲載、そして銭湯文化をめぐる最新の取材記事など、「せんとうとまち」を取り巻く活動をお届けします。
引き続き銭湯のあるまちなみの魅力を発信し、広めていく活動に力を注いでまいります。皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。
「かようびのおいなりさん」が「稲荷湯長屋」を卒業!新店舗は大盛況!
今月のビッグニュースとして、「稲荷湯長屋」に定期出店していた「かようびのおいなりさん」が、11月11日に「滝野川稲荷湯」近くの旧中山道沿いに新店舗をオープンしました!
「稲荷湯長屋」は、当団体が「銭湯とまちの関係性を編み直す」ことを目指してつくった湯上り処・貸しスペースです。運営を始めてから約3年半が経ちました。「かようびのおいなりさん」とのご縁は、彼らがもともと王子本町にある「HOMEROOM 101」の出店者とともに長屋でイベントを開いたことから始まっています。翌年から木曜日の定期出店が決まり、徐々に稲荷湯界隈で常連さんを増やしてきたご店主のお二人が、この度自分たちのお店を出す決断をしました。
新店舗は「稲荷湯」から徒歩1分、「稲荷湯長屋」と同じ時代に建てられ空き家になっていた長屋となっています。「稲荷湯」で培ったまちとの関係性が活かせる立地が物件を選ぶ決め手だったとのことです。数ヶ月に及ぶ改修工事では、自ら左官をし、クラシックなセンスで内装を仕上げられ、とても温かい雰囲気の店舗になっています。ぜひ足を運んでみてください!
かようびのおいなりさん
〒114-0023 東京都北区滝野川6-31-14
火、水、金、土 営業 11:00-18:00
インスタグラムで営業カレンダーをご確認ください
※お支払いは現金のみです
開店から1ヶ月近く経ちますが、毎日行列ができるほど地域の話題のスポットになっています。まさに「銭湯とまちの関係性を編み直す」展開となり、我々「せんとうとまち」としても嬉しい限りです。
そして「稲荷湯長屋」は、今後も「かようびのおいなりさん」とご近所さん同士で協力し合えたらと思っています。早速、新年の1月2日には、「稲荷湯」の初湯に合わせて朝7時から長屋で甘酒を、9時頃からおいなりさんを無料提供予定です。みなさんの新年のご入浴を心よりお待ちしております!
「稲荷湯長屋」が「POPUP LAB」に取材を受け、理念を語る記事も掲載
「稲荷湯長屋」は今年に入ってから定期出店者が増え、地域のシェアスペースとして賑わう場所になってきました。先月から「かようびのおいなりさん」と入れ替わり、スペシャルティーコーヒーのお店「FLOW COFFEE ROASTERY」が、毎週木曜日に出店しています。月曜日には、定期出店として「あざらしベーカリー」と「ゆるめる整体&充眠フェイシャル」も始まっています。他にも月イチの出店や単独のイベントが増えているので、お越しの際はぜひ毎月のカレンダーをご確認ください。
また、様々なシェアスペースを取り上げる「POPUP LAB」という新しいメディアにて、稲荷湯の紹介記事が掲載されました。空間や地域の特徴や、出店者の傾向を詳しく説明しているので、「稲荷湯長屋」のご利用を検討されている方はぜひご一読ください。
▼【東京/北区】稲荷湯長屋は、銭湯の隣にあるポップアップスペース
https://note.com/popup_lab/n/n5962267bd426
「稲荷湯長屋」の紹介記事に加え、当団体のサムのインタビュー記事も公開されています。「せんとうとまち」が大切にしている理念や今後の運営に期待することについて話しています。ぜひ合わせてご覧ください。
▼稲荷湯長屋運営、サムさんにインタビュー
https://note.com/popup_lab/n/n1ce791e0bdcb
ウェブサイト「フロサウナ」に「まちの居場所を絶やさない──地域の“生態系”を回復させる『せんとうとまち』の挑戦」と題したインタビューが掲載
何に抗い、何を守りたいのか、銭湯を守り続ける人たちの声を紹介している「銭湯 vs ?」のコーナーで、当団体代表の栗生がインタビューを受けました。
建築の専門性を背景に、銭湯をただの“施設”ではなく、“居場所”として再定義し、まちとの関係性を再設計していく過程を、プロジェクトを追いながら紹介。編集者の熱量も伝わる丁寧でわかりやすい記事になっています。ぜひご一読ください。
▼まちの居場所を絶やさない──地域の“生態系”を回復させる「せんとうとまち」の挑戦
https://furosauna.com/2025/11/05/100029012/
『Sensuous City [官能都市] 2025』の取材レポートにて紹介されました
2015年に発表された直後から、独創的な都市評価指標で大きな話題を呼んだLIFULL HOME’S 総研による都市の調査研究レポート『Sensuous City [官能都市] 』。10年ぶりの改訂版として『Sensuous City[官能都市] 2025 ー身体で経験する都市あるいは都市のナラティブー』が発刊されました。
「まちの魅力を支える中小事業者たち 居場所を、風景を守る―事業承継の“今と課題”」と題し、中川寛子氏(株式会社東京情報堂 代表取締役)による長編レポートにて、当団体代表の栗生の取材記事が掲載されています。
2015年版にも取材を受け当時の銭湯の状況を紹介しましたが、今回は銭湯の事業承継の今を中川氏と共に考察しています。同時に、銭湯と同じく地域の居場所として長く愛され続けてきた老舗の喫茶店の事業承継について、東京・文京区での活動をもとに紹介しています。
また、銭湯、喫茶店のみならず映画館、商店などの事例も取り上げ、多角的な視点で事業承継の今と課題について紹介しています。多くの事業承継は街の中での存在感や価値を問い直す作業でもありそうです。
他の調査分析やレポートも、示唆に富んだ読み応えのある一冊です。以下から全ページ閲覧、ダウンロードできますのでぜひご覧ください。
▼Sensuous City[官能都市] 2025 身体で経験する都市 あるいは都市のナラティブ
https://www.homes.co.jp/souken/report/202509/










