季節は3月となり、春からの新たな門出の準備に追われている人もいらっしゃるのではないでしょうか。年度末の慌ただしいなかではございますが、お身体にはお気を付けて春をお迎えください。
今回は、先日まで開催していた、私たち「せんとうとまち」が、北区と取り組んでいる政策提案協働事業の2年目の展示や企画について、ご紹介をいたします。展示や企画にご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。SNSやニュースレターをとおして、展示や催しの様子を少しでも多くの方にお届けできればと思います。
引き続き銭湯のあるまちなみの魅力を発信し、広めていく活動に力を注いでまいります。皆さまのご支援を心よりお願い申し上げます。
展示企画「わたしのせんとうとまち 北区の記憶あつめ展 vol.2 赤羽界隈」ご来場ありがとうございました!
王子駅高架下「カルチャーロード」(2月20日〜3月4日)と赤羽岩淵の銭湯「岩の湯」さんのおとなり「旧越後屋」(2月21日〜3月4日)にて開催していた「せんとうとまち」と東京都北区による北区政策提案事業の活動紹介展示が終了しました。
2月21日、ペンキ絵師田中みずき氏の「岩の湯」ペンキ絵公開制作で幕を開けた「旧越後屋」での展示は、短い展示時間内にもかかわらず、650名を超える皆さんにご来場いただきました。
初日は朝からペンキ絵制作の見学も兼ねて近隣の小学校や幼稚園などから約200名の児童が来場。「お風呂入りたくなった!」と嬉しい声も聞かれました。
期間中には、先生方や児童の皆さんとご家族がお風呂ついでに再訪してくださる嬉しい光景も見られました。
展示オープニングに合わせて「チンドン!あづまや」さんが駆けつけ、赤羽界隈を賑やかに回ってくださりました。配られたチラシを手にご来場する方や、ご近所さんがハーモニカの演奏で飛び入り参加する様子も。
旧越後屋は、数年前まで風呂上がりの一杯を楽しむ角打ちだったこともあり、多くの方々が途切れることなく立ち寄り、銭湯への思い出や近所の情報などを思い思いに話し、交流をする場となりました。
今回初めてお目にかかったご近所の方々から、開始から撤収まで多くの差し入れやご支援をいただき、赤羽界隈のコミュニティの温かさやディープな文化を知りました。
来場の皆さんからは地域の貴重な昔話に加え、配布していた新聞やポストカードを片手に「今度みんなで銭湯周りの街を歩いてみたい」「ぜひうちでも配りたい」「新聞を読んでから銭湯に行ってみたい」「地域にこんなに素敵な銭湯があるなんて知らなかった」「自分のまちにどんな人が住んでいて、どんな歴史があるのかもっと知りたくなった」など様々な反響をいただくくこともできました。
銭湯をきっかけに世代間の交流が生まれ、目指していた「場」が作れたと思っています。
王子駅高架下「カルチャーロード」の展示は、無人の屋外展示でしたが、撤収直前まで見入っている方々もいらっしゃり、多くの方々に関心を持っていただくことができました。
展示にさきがけて発行された北区報「北区ニュース」2/20号のせんとうとまち活動紹介の評判も良く、北区ニュースを手に銭湯へ行っていただいた方も多くいらしたようです。
会場で配られていた「せんとうとまち新聞」は、引き続き、該当の銭湯や北区内の駅スタンド、北区役所や北区観光協会などで配布予定です。銭湯の周辺のまちを紹介するポストカードは、該当の銭湯で新聞と共にまもなく配布が始まります。
ぜひ、湯上がりに新聞やポストカードを片手に持ち「銭湯のあるまち」を楽しんでください♨️
※4月以降の3年目は北区王子界隈の銭湯を巡ります。せんとうとまちSNSにてワークショップイベントの参加者募集も行いますので、ぜひご参加ください。
展示の様子等、いくつかのメディアに記事にしていただきました。
▼北区の銭湯、魅力を新聞で発信 区内2カ所で展示 レトロな雰囲気紹介(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/388864
▼赤羽かいわいの銭湯の魅力に触れる 王子などで展示交流イベント(赤羽経済新聞)
https://akabane.keizai.biz/headline/703/
月刊『コロンブス』2025年3月号に取材いただきました!
地域経済における産業栽培を目指して現場の最前線を紹介する地域経済誌、月刊『コロンブス』。多くの中小企業・ベンチャー企業の経営者・地方企業の方々、自治体・大学・公共団体などで地域づくりに携わる方々に購読されている『コロンブス』2025年3月号にて、代表の栗生を中心に副代表のサム・ホールデンと「せんとうとまち」の活動が紹介されました。ぜひ、全国の書店や東方通信社のサイトにてお求めください。
interfm「LAZY SUNDAY」に出演しました!
2月16日(日)、interfm「Lazy Sunday」内 13:05頃からのコーナー「Future Design」にせんとうとまちの栗生が出演しました。
最近の活動の紹介をしつつ、DJの George Cockleさんと渡辺麻耶さんと共に、これからの銭湯について楽しく語り合いました。出演の様子は、「Lazy Sunday」よりradikoのタイムフリーにて視聴することができます。
▼Lazy Sunday (2月16日)
https://www.interfm.co.jp/news/single/lazy02162025
「稲荷湯長屋」のヴァーチャル・アーカイブのお披露目イベントが開催されます
東京大学ヒューマニティーズセンター主催オープンセンター【第132回オープンセミナー】
まちおこしのためのVR: 稲荷湯長屋ヴァーチャル・アーカイブとコンパニオン・サイトのご紹介
日時:2025年3月28日(金)13:00 - 15:00
開催形式:Zoomオンライン開催
登録先(セミナー中でも登録可能):https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/meeting/register/67G1G8o4R-Wsif8v-rQlVg
報告者:中村雄祐(人文社会系研究科教授)・稲荷湯長屋VA&CS構築チーム
ゲスト:栗生はるか(せんとうとまち代表理事)
司会:関慎太朗(HMCリエゾンアシスタント・人文社会系研究科博士課程)
主催:東京大学ヒューマニティーズセンター
この協働プロジェクトでは、デジタル技術を使ったオープンな 文化資源プラットフォームの構築に向けた基礎研究を行っています。
このたび、東京大学ヒューマニティーズセンターと一般社団法人せんとうとまちの協働で、東京都北区滝野川の稲荷湯に隣接する二軒長屋の修復再生プロジェクトのヴァーチャルアーカイブとコンパニオン・サイト(VA&CS)を構築いたしました。今回のセミナーではVAの概要を紹介し、メンバーが取り組んできた主な作業、成果、課題を報告いたします。
以下のSNSより、会の概要についてご案内しています。
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