台湾の銭湯文化紹介イベントが盛況に開催、10月は長屋でカカオコラボイベント、銭湯山車やフォーラムなど盛り沢山|せんとうとまちニュースレター vol.12
10月になり、急に寒暖の差が激しくなり、秋の到来を告げつつあります。ところで、10月10日は「銭湯の日」です。1991年に東京都公衆浴場組合によって銭湯の日が制定されました。さまざまなところで、銭湯に関連したイベントも開催されるはずですので、ぜひ、身近な銭湯に足を運んでみてはいかがでしょうか。
9月は台湾イベントの実施、クラウドファンディングの支援者へのリターン品の送付など慌ただしい月でした。10月もさまざまなイベントが開催されます。ぜひ、ご関心のあるイベントがありましたら、足を運んでみてください。
活動の幅は広がるなか、ご支援やお手伝い頂ける方は、ぜひともせんとうとまちの活動にご参加いただけると嬉しいです。
それでは、今月もどうぞよろしくお願いいたします。
台湾・北投温泉博物館とのコラボイベントが盛況に開催されました
photo:TADA
photo:TADA
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9月16日〜25日まで、台湾の北投温泉博物館とのコラボレーションイベントを稲荷湯および稲荷湯長屋にて開催しました。期間中、台湾の「薬湯」の日や、伝統楽器「月琴」の展示が滝野川稲荷湯・稲荷湯長屋でなされ、台湾の銭湯文化を満喫する空間となりました。台湾にちなんだ料理やドリンクを提供したこともあってか、ご近所の方々も台湾文化を楽しんでいただいている様子で、大変多くの方々に長屋に足を運んでいただきました。今後も、さまざま団体とコラボレーションしながら、文化発信の拠点として長屋を活用していけたらと考えています。
10月末から、今度は台湾・北投温泉博物館にて銭湯の展覧会が開催されます。日本の銭湯文化の様子を台湾の方々に知っていただく機会になります。詳細がわかりましたら、またご案内させていただきます。
クラウドファンディング支援者へのリターン品を送付しました
先日まで実施していましたクラウドファンディングにご支援いただきました皆様、誠にありがとうございました。157名の方々から尊いご支援をいただき感謝申し上げます。これらの貴重な活動資金は、稲荷湯長屋の活用や、全国各地の銭湯支援の活動に大切に使わせていただきます。
クラウドファンディングの各種リターン品である木桶の焼印作業やドリンクチケットの準備を行い、9月の連休中に配送手配をさせていただきました。ご支援いただいた方々には、順次、リターン品が到着しているかと思います。引き続き、せんとうとまちの活動をご支援いただけますと幸いです。
カカオ工房トリビュートさんとコラボイベントを開催します
おかげさまで、稲荷湯長屋をオープンさせてから、大変多くの方々に日々お越しいただいています。あわせて、稲荷湯長屋を使ってイベントや企画をしたいというご相談もいただくようになりました。
そこで、この度、上池袋1丁目にあるクラフトチョコレート専門店・カカオ工房トリビュートさんと滝野川稲荷湯のコラボレーションイベントを開催させていただくこととなりました。10月8日、9日の二日間、稲荷湯長屋ではカカオの味わい深いメニューを提供いたします。8日土曜日には、稲荷湯のお風呂にて有機栽培しているカカオ豆をふんだんに使った天然カカオ湯に入浴できます。湯上がりにカカオ工房のスタッフが作るチョコレートラムカクテル(土曜日の18〜21時限定)や、冷たいフローズンチョコレートムースを味わいながら、長屋の畳でのんびりお過ごしください。
ご近所の店舗とこうしたコラボレーションが生まれていることは、長屋がまちをつなぐ場所になってきているのだと感じさせられます。ぜひとも、みなさんお越しいただけますと嬉しいです。
▼イベント詳細はこちら
カカオ湯&カカオカフェ:カカオ工房トリビュート x 滝野川稲荷湯
https://www.facebook.com/events/822233345591767
銭湯サポーターフォーラム2022に参加しました
東京都浴場組合が2015年から主催している銭湯ファンの交流会「銭湯サポーターフォーラム」が10月1日に開催され、せんとうとまちも、文京建築会ユースとの合同ブースにて出店しました。開催の様子はこちら。
銭湯関連のトークや展示、物販など、銭湯関係者やファンらが集う場となっており、3年ぶりのリアル開催ということで、参加された方々の熱量も高く、参加者同士の交流なども活発に行われていました。またぜひ、来年も銭湯サポーターフォーラムにてお会いできることを楽しみにしています。
▼銭湯ファンの交流会「銭湯サポーターフォーラム2022」
https://www.1010.or.jp/mag-topic-220818/
北区文化財講演会「銭湯からまちを考える」(11月13日)に登壇します
日時:11月13日(日)13:30~15:00
場所:北区飛鳥山博物館講堂
登壇:一般社団法人せんとうとまち 栗生はるか、牧野徹
一般社団法人せんとうとまちの協力により、滝野川稲荷湯が2020年に国の登録有形文化財となったことを記念し、北区にて講演会を開催していただくこととなりました。文化財になることの効果や可能性、建物のみどころや銭湯からみた地域の絆など今後の展望などをお話しできればと思います。
▼北区文化財講演会「銭湯からまちを考える」
https://www.city.kita.tokyo.jp/hakubutsukan/kouza/04nendo/bunkazaikoenkai.html
※事前登録制
定員:50名(抽選)応募締切は10月31日の午後4時まで
申込URL(電子申請)
https://www.shinsei.elg-front.jp/tokyo2/navi/procInfo.do?fromAction=4&govCode=13117&keyWord=%E9%8A%AD%E6%B9%AF&procCode=11012371
日本都市計画家学会主催
「全国まちづくり会議2022」(10月8日)に登壇します
日本都市計画家学会主催の全国まちづくり会議2022に、せんとうとまちも1セッション担当し、登壇いたします。全国まちづくり会議の今年の大会テーマは「まちづくりの原点を探る」。千葉大学墨田サテライトキャンパスで開催され、せんとうとまちでは、学会のサブ会場である電気湯にて、「銭湯から考える『まちの継ぎかた』」をテーマにお話をさせていただきます。
他にも、さまざまテーマでまちづくりに関連したセッションが開催されています。ぜひご参加ください。
【全国まちづくり会議2022 開催概要】
日時:2022年10月8日(土)、9日(日)
会場:千葉大学墨田サテライトキャンパス 東京都墨田区文花1-19-1
サブ会場:京島地区 電気湯
主催:認定NPO 法人日本都市計画家協会
後援:墨田区、千葉大学(予定)、UDCすみだ、向島学会
協力:一般社団法人アーバニスト
●せんとうとまちが関連するセッションはこちら
日時:2022年10月8日(土)15:30〜
テーマ:銭湯から考える「まちの継ぎかた」
場所:電気湯(墨田区京島3−10−10)
▼「全国まちづくり会議2022」詳細はこちら
https://www.jsurp.jp/zenmachi2022/
■銭湯ニュース
今年も銭湯山車が街を練り歩きます
銭湯で使われていた物品を再構成した「山車」で、東京の街を巡行しながら、今はなき銭湯を弔い、今を生きる銭湯を寿ぐ、銭湯のお祭り企画である「銭湯山車巡行」が、今年も開催されます。
日時は2022年10月9日(日)と16日(日)の二日間。
10月9日は、9日は銭湯山車発祥の地、文京区を中心に、白山から本駒込、千駄木、谷中、根津と、東京の下町を廃業した銭湯跡地を銭湯山車が巡り、現役の銭湯にエールを送りながら巡ります。
10月16日は、根津藍染大通りにて、歩行者天国となった場所で展示や山車の水出し銭湯体験もしてます。
巡行では、沿道からご声援をぜひお願いいたします。展示では、ぜひ気軽にお立ち寄りいただき、銭湯山車を間近で体感していただければと思います。
▼銭湯山車巡行FacebookページおよびTwitterアカウントはこちら
https://www.facebook.com/sento.dashi
https://twitter.com/sento_dashi
大黒湯の唐破風屋根が、安養院に移築保存されました
「キング・オブ・銭湯」の代名詞としても知られる大黒湯(足立区)が、2021年6月30日に惜しまれながら閉店しました。閉店した大黒湯の文化を残そうと、地域の有志らが立ち上がり、千住の古刹「安養院」の住職の英断と交渉によって、大黒湯の顔であった唐破風屋根が安養院に移築保存されることとなりました。
移築保存にあたっては、クラウドファンディングを通じて資金と応援者を募り、約300万円の資金と391名もの支援者が集まりました。9月23日には、そのお披露目イベントが盛大に催されました。
▼「大黒湯」の屋根を寺に移築 23日にお披露目イベント 足立区(東京新聞)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/203716
▼【東京都足立区】9月23日(金祝)、安養院にて、「キングオブ銭湯」と親しまれた大黒湯の唐破風移築「完成披露の日」が開催されます。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000034.000098904.html